コラム

2020年の前橋市「ハンバーガー」消費日本一は何だったのか 家計調査でみる支出額ランキングの振れ幅

前橋市が過去に1世帯当たりの消費日本一になった意外な食べ物があります。総務省の「家計調査」によると、前橋市の「ハンバーガー(外食)」への支出額は、2020年に全国の都道府県庁所在地・政令指定都市(52都市)の中で1位になりました。ただ、ここ数年の順位を見ると、毎年大きく変動しています。

家計調査は、二人以上の世帯を対象に、品目別の年間支出額を都市ごとに集計したものです。「ハンバーガー(外食)」は、いわゆるファストフード店で食べるハンバーガーへの支出を指します。2018年から2025年までの前橋市のデータを見ると、次のような推移になっています。

1世帯当たり年間支出額 全国順位(52都市中)
2018年 3,644円 37位
2019年 4,359円 30位
2020年 7,333円 1位
2021年 4,689円 42位
2022年 5,399円 30位
2023年 6,559円 18位
2024年 6,303円 28位
2025年 7,472円 15位

2020年は前年から支出額が約1.7倍に増え、一気に全国1位に。コロナ禍で外出を控える人が増えた一方、テイクアウトしやすいハンバーガー店の利用が増えたことが背景にあるとみられます。ところが翌2021年には42位まで下落し、その後も30位前後から15位前後の間で上下を繰り返しています。

サンプル数の少なさで振れ幅大きく

このような振れの大きさは、家計調査が抽出調査であることが影響していると考えられます。各都市の調査世帯数は数百世帯程度で、ハンバーガーのように購入する世帯・しない世帯の差が大きい品目では、その年にたまたまよく食べた世帯がサンプルに含まれているかどうかで、平均額が大きく動きやすいといわれています。

それでも、2025年は7,472円で15位と、再び上位に顔を出しました。「前橋はハンバーガーのまち」とは遠い状況ですが、このランキングの行方は気になるところです。


インフォメーション データ出典:総務省統計局「家計調査」(二人以上の世帯)品目別都市別ランキング(2018〜2025年)

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