コラム

じわり再注目の大利根ショッピングセンター レトロな雰囲気、新店相次ぐ

群馬県内の大規模住宅団地の走りとして半世紀前に造成された大利根住宅団地。

この中にあり、かつては大勢の買い物客が訪れた大利根ショッピングセンターは近年、空き店舗も目立っていましたが、この秋、二つの新店が相次いでオープンするなど、変化の兆しが見えてきました。

昭和レトロな雰囲気を残すショッピングセンターにじわり注目が集まっています。

かつては朝市も

往時は多くの人でにぎわった大利根ショッピングセンター。県内でチェーン展開した食品スーパー「ヤナイストアー」の発祥の地でもありました。地元の人の話によると、朝市が開かれていた時期もありました。

 

まだ空き店舗もありますが、11月1日に手打ちパスタとウイーン焼き菓子の店「マンネ」、同じ月の11日には三陸の鮮魚を専門に提供する「さかな屋ゆう」が開店しました。

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このほか、老舗の「小松園」や「綿貫豆腐店」のほか、2019年4月に開業した「カフェなにも」などが並び、新旧の飲食店や商店が共存しています。

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レトロな雰囲気、駐車場台数も武器に

レトロな雰囲気のほか、駐車場スペースが広いのも大利根ショッピングセンターの強みです。

近くには大利根中央公園があるので、今後、コロナが収束すれば、ショッピングセンターと公園を活用したイベントも開けるのではないでしょうか。

 

大利根町の高齢化は東地区の中でも進んでいます。一丁目は36.23%(2021年6月末現在)、二丁目は41.34%(同)で、市平均29.61%を上回っています。

歩いて買い物ができる環境を整えることが、より求められる地域でもあります。

一方で、古い大きな住宅を取り壊し、以前よりも小さな区画にして、新しい家の建設が目立っています。

大利根ショッピングセンターが、そうした若い人も含めて幅広い世代が、買い物や飲食を楽しめる場として、より盛り上がっていけばいいですね。(S)

 

 

 

 

 

 

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